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学会発表を活用する

論文を書く前に、同じような内容を学会で発表しておくと、作業が楽になります。

①ストーリーの事前構成

口頭発表の場合は時間が限られていますから、大切な内容に絞って筋道を構成します。この筋道を論文を書く時にそのまま使えば良いのです。
もちろん言い足りなかった部分は付け加えても良いのですが、論文は短いほどよいので、出来る限り控えましょう。
むしろ観客の反応や質問の内容が、論文とする際に捕捉すべき点として参考になります。

ポスター発表の場合も、長々と自分の言いたい事を話していると、聴衆に飽きられます。やはり端的に話しをすべきです。この場合は同じような内容を何度も繰り返し話すうちに、だんだんと的を絞った話が出来るようになります(もちろん、そう言う意識を持っていればですが)。最終的に落ち着いた話し方をちゃんと覚えておいて、論文を構成する際に活用しましょう。

②図や表の作成
プレゼンテーションに使った図や表は、そのまま、あるいは若干の修正を加えるだけで論文の原稿に使えます。また、その様に作っておくべきです。

最近はパソコンを持ち込んで液晶プロジェクターによるカラー画像や動画のプレゼンテーションが当たり前になってきました。しかし、最終的には白黒の静止した図表として投稿する事を意識しましょう。
コンピュータのカラー出力像は、白黒にしても判別可能となるようにカラースケールを選ぶか、予め論文用に白黒像も作っておきましょう。
グラフも色だけで判別するような出力は避け、色と同時に線種・点種・塗りつぶしパターンも変えておきましょう。

写真の場合、写っている物の大きさを表現するために「倍率」を書いても無意味です。必ずスケールバーを入れるようにしてください。

③情報収集
発表後の雑談などで、引用すべき文献の存在を教えてもらえる事がよくあります。
また、類似したテーマの発表が固まるようにプログラム編成されているはずですから、それら他の発表を聞いておけば研究動向がつかめて、イントロダクションを書く時の参考にもなります。
人の発表で引用されていた文献も要チェックですし、逆に、過去の自分の論文は積極的に書誌情報を表示しておきましょう。うまくいけば引用してもらえるかもしれません。

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by tosakam | 2005-09-15 13:10 | 論文作成

論文作成の参考書

先日、研究の進め方や論文の作成についての教科書を紹介して欲しいとコメントを頂きました。

「教科書」と言う範疇ではありませんが、「これから論文を書く若者のために」という本は私自身も大変参考にさせてもらいました。この本を読めば、私のブログで論文作成について書いている事を読み直す必要はほとんど無いでしょう(汗)。

もう少し軽めの本で、「若い研究者のための上手なプレゼンテーションのコツ」も良いと思います。口頭発表や論文作成、その際の英語表現などについて端的にまとめられています。ただし、初版は10年以上前に書かれているので、パソコンを使ったプレゼンテーションの方法についてはかなり時代遅れになっています。

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by tosakam | 2005-09-07 10:15 | 論文作成